君と繋いだ手


「………俺は………
真剣に考えてるよ!!!」


話し終えて
しばらくして丹治君が
重い口を開いた。


「真剣?…」


「つ、付き合いたいと…思ってるよ!!
人は人!!全員がそいつと同じ意味で言う訳じゃないだろ!!?…」


私の両手を握りながら
真っ直ぐ私を見る丹治君。


「俺は、本当に拓巳だから…手を繋ぎたかったんだ!!!」


丹治君の言葉に
私の目からは大粒の涙が
流れ落ちた。


満天の星空の下、
微笑みながら私の頭を撫でてくれた丹治君。


私は…
丹治君が好き……


悦、私見つけられたかな?

この人なら
私を幸せにしてくれる
一生好きで居られる気がする



好きなんだ…




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