君と繋いだ手
夜中の3時くらいに布団に寝転んだ。
男の人の隣で寝るなんて
よく考えたら初めての経験!!
一気に意識しだして
目が覚めた。
「来週…花火大会あるね…
拓巳は、誰かと約束してるの?」
窓の外に見える
星を見ながら丹治君が呟いた。
「約束はしてないよ?」
「じゃぁ、一緒に行こうか?…」
お酒が入ってるせいか
ちょっと積極的になってる。
「うん…行きたい。」
小さく頷いて
手を少し動かすと
丹治君の手にかすかに触れた。
さっと離そうとすると
丹治君の手に握られて
自然と指が絡まった。
「約束ね」
低くて優しい声が
私の全身に走って
鳥肌がたった。
心臓がバクバクうるさい…
指が…絡まってるよ!!!!