君と繋いだ手
いつからか
私の中から「友達」、「親友」という言葉は消えていた。
そんな私に悦は
「親友って言葉は…苦手なんだぁ…
上辺だけの言葉みたいで…
大切な存在に名前をつけるのは変だよね…」
その時に
あぁ…悦だなぁって…
悦の存在が
私の中で大きくなった
「大切な子」
その後の悦とは長い。
高校を卒業しても
悦とだけは
連絡を取り合っている。
休みの日も
悦と遊ぶ日だけが
楽しみだった。
ある日の
出逢いが訪れるまでは…