運命の恋~先生を抱きしめたい~
「月城・・・・・
おまえだろう?
いつになったらやめさせに行くんだ?」


みんなが一斉に振り返った。


「おまえの仲間なんだろ?」

彼の目は底冷えして
私をさらに凍らせた。



「はい・・・・。」



私は急いで
帰り支度をした。


逃げ出したい気持ちでいっぱいだったから
追い打ちをかけるように
慌てて立ち上がった。



「最悪だな・・・・
俺のクラスに・・・・・。」



吐き捨てるように
つぶやいた。



「家には連絡するからな。」




泣きそうだった・・・・・。
私が頼んだことじゃないのに・・・・


初めてだった・・・・
悲しいと思ったのは・・・・・
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