運命の恋~先生を抱きしめたい~
父の様子に集中した。


「出かけないのか?」
父が不思議そうに聞いてきた。



私は父がいつ出てもいいように
スタンバイオッケーだった。




「うん・・・・・
まだ・・・・・・・」




「パパももうすぐ出るから送って行くか?」




「え?車で行くの?」




「ああ」



地下鉄じゃないのか・・・・



「どっちの方?」



「白石方面」



「うちと一緒だね。
乗せて行って。」




「白石に何しに行くんだ?
友達でもいるのか?」


父が不思議そうにしていた。


「あ、うん
友達、学校の友達ができたから。」


慌ててそう答えた。
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