運命の恋~先生を抱きしめたい~
「私もお参りしたい。
迷惑かな・・・・・・」


父とこんなふうな会話をしたのは
何年ぶりだろうか。


心が優しくなれたのは
彼の愛した人のおかげかもしれない。


愛されてない
ずっとそう思っていた。



「いいんじゃないかな。」



「ほんと?」


心臓がドキドキした。
彼の愛した人・・・・・
仲間が殺した人



 会いに行ってもいいですか?




「パパ・・・・
ずっとごめんなさい・・・・」



「どうした?」



「私・・・素直じゃなくて・・・」

頬が熱くなった。
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