運命の恋～先生を抱きしめたい～

「おもしろくねー」

琉仁はバイクを思いっきりふかした。


いつもの街の明かり
いつもの通りをいつもの爆音を立てて
走り抜ける



いつもと同じ・・・・・・



しかしその夜は突然の雨が
落ちてきた。



　うわ・・・・
　最悪だな・・・・・


服を汚す雨粒が気になっていた。



琉仁が少しスピードを落としたのに
気がついた。


路面が濡れて
危ないから
私はそう思っていた。



しかし後から爆音を立てて
一台のバイクが
琉仁を抜かして行った。



琉仁のバイクも一瞬あおられて
バランスが崩れた。