運命の恋~先生を抱きしめたい~
一瞬あたりが静かになって
それから急に騒がしくなった。



音を聞いて駆けつけて来て
遠巻きで見ている
やじうまが続々増えてきた。



「あの人、大丈夫?」
私は怖くなって
琉仁に聞いた。


「しらねーよ・・・・」
琉仁の声も緊張している。




その時だった


やじうまの中から一人の男の人が
飛び出してきた。



「マリコ!?」


そう言うとバイクのところに
近づいて行った。


「やばくね?巻き添えいるんじゃねーか?」

仲間が息をのんだ。
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