運命の恋~先生を抱きしめたい~
「どうして先生だったら
幸せにならない?」 



「ん・・・・
いや・・・錬くんのように
心の中にずっと忘れられない人が
いたら
辛いだろう?
自分のことだけ想ってほしいって
思うだろう?」



父の言葉は説得力があった。



「愛してる人の心の中に
自分じゃない人がいる……
その人はもうこの世にいない
勝てないだろう?
永遠なんだよ……
いくら嫉妬したって
ここに入りこむことはできないから
紅のような子供には難しいだろうな。」




「そうだね。
ちゅーかそんなことは
絶対ならないし・・・・・」

私は動揺を見せまいと必死だった。


「わかってるよ。
先生だし・・・・
生徒とそんなことになったら
大変だぞ。
って…真理子ちゃんとは
そうなったか。」


父は知ってか知らぬか
そういって話を流した。
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