運命の恋~先生を抱きしめたい~
「月城?何かあったのか?」


先生が立ち上がろうとした瞬間
私は先生を抱きしめた。




「お…おい…月城!!
何するんだ・・・・?」

先生の声は混乱している。



「先生を抱きしめたいの。」




「やめろ!!月城!!」



私は先生の背中にまわした手に
力をこめた。




「月城!!!」


男の力にはかなわない。

私は先生に弾き飛ばされた。


「どうしてこんなことを・・・・」

先生の言葉に
情けなくて顔を見られなかった。



「お互い様だね。
これでおあいこだ・・・・・」

少し時間をおいて
先生が明るくそう言った。



「忘れるから・・・・・」
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