運命の恋~先生を抱きしめたい~
そう言って教室を出ようとした
先生の背中を
私は思いっきり叩いた。



「いて!!…いて…て……」



先生は背中を丸めて
苦しそうにしてる。



「すげ…力だな……怪力だな……
あ~いてぇ……」




「バカ!!!バカ バカ バカ!!!」

私は大声でそう言った。



「忘れるなんて……
ひどいわ!!!
私は勇気を出して……すごく考えて
苦しんでやっと……
素直に言えたのに…ヒック…ヒック…」


嗚咽が邪魔する・・・・



「月城?何かあったのか?
おかしいぞ?」


まだ私との距離を必死にとろうと
してる大人の顔が憎らしい。



「好きなの・・・・
先生が・・・・忘れられなかった。
愛してるの!!!
私を見てよ!!!」


そう言い終えて
私はバックを持って教室を
飛び出した。
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