運命の恋~先生を抱きしめたい~
「月城・・・この間は
最後まで話を聞かなくて悪かった。」


先生は途中で帰ってしまった。



「私こそ・・・
勢いにまかせて困らせてしまって
ごめんなさい。」




「あの後さ ずっと考えてた。
月城の気持ちは嬉しい、本当に
嬉しいけど俺はまだ
他の人を付き合う余裕もないし
もし付き合うとしたら
生徒はありえない。」



冷たい横顔でまっすぐ前を見てる
先生を盗み見した。



「答えはわかってます。
だからそういう答えが出るのは
予想の範囲です。」



「え?」

先生は一瞬私を見た。



「私は先生が好きです。
好きになってしまいました。
だから…私は自分に正直に先生に
ぶつかっていくだけです。」




「月城・・・・・」


困らせてごめんなさい
先生・・・・・・


私は助手席の窓に
流れる風景を見つめていた。
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