運命の恋~先生を抱きしめたい~
「真理子さん以外の人を
愛さないように
真理子さんだけの自分でいようって
もう好きだとか
言われたくないからでしょ?」




先生が振り向いた。



「なんでおまえにそこまで
痛いとこつかれてるのか………」



先生はフフフ…と笑った。



「俺を分析するな。」



「だって…悲しい目をしてるから…」



「ほっとけ……」




そう言うと先生はまた背中を向けた。

「先生を抱きしめたい……」



私はその背中に抱きついた。




静かな波の音がする……



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