運命の恋~先生を抱きしめたい~
「紅…起きろ…紅…」



声がした。



「ん・・・・・?」



「紅・・・ほらって・・・」



私は聞き覚えのある声に目を覚ました。


「お兄ちゃん!!」



「おい、おまえさどこで爆睡してんだよ。」




「ん・・・あれ?先生は?」



「とうさんと話してる。」



「お兄ちゃんどうしたの?」



「ちょっとな……」




私は兄の差し出した手をとった。



「紅、でかくなったな~」



「おにいちゃんが来ないからよ。
もう何年も会ってないし
冷たすぎだから……」


私は先生を捜した。
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