運命の恋～先生を抱きしめたい～

「学校をやめる・・・・・
人の前に出たくない・・・・
このことを誰にも知られたくない
特に先生には・・・・・」



「錬くんのことか？」


「私　片想いなの・・・・
ずっとずっと先生が好きなの・・・
だから絶対に先生に知られたくない
パパ…退学してもいい？
ここから逃げて違うとこに行きたい」



「錬くんを？」



「先生には真理子さんっていう
忘れられない人がいて私なんて
見向いてももらえなかったけど…
でも…そういう先生だから
好きなの……
きっと先生は聞くでしょ？
だからパパはどんなことがあっても
先生には言わないで欲しい……」




「わかったよ。
おまえの言うとおりにするよ。」



「ありがと・・・・
絶対　約束…パパ……」



涙が流れ落ちた・・・・・・


「つかれたぁ・・・・
少し眠るわ・・・・・・・」



体力がほとんどなかった・・・・
あと少し遅れてたら
死んでたって・・・・・


死んでたら
真理子さんのように
悲しんでくれたかな・・・・