運命の恋~先生を抱きしめたい~
地獄は体力の回復と同時に
もう一度地獄に
引き入れた・・・・・。



恐れてることが起きた。


祈るように過ごした
次の生理がこなかった。


私は妊娠してしまった・・・・。

愛する人の命ではない
どこの誰かもわからない男の子供


母は嘆き悲しんだ。


もう一人にできない
自分のせいだと泣いて私に詫びた。


救いは憎しんで別れた父と
親としてこの期間を
愛情をかけてサポートしてくれたこと



「ママが初めて妊娠した時は
うれしかったでしょう」


手術の前日
私は母に質問した

母は困惑した様子だった



「愛する人の子供が
お腹に宿るなんて……素敵なことね。」



「お兄ちゃんも紅も・・・・
うれしかったわ・・・・。
パパと二人で乾杯した・・・
もちろんママはジュースでね・・・」



母は私のお腹を優しくなぜた。



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