運命の恋～先生を抱きしめたい～

「二番目と言っても他に好きな人が
いたわけじゃないのよ。
誤解しないでね～」

聡美はケラケラ笑った。



「私ね夢が叶って
なかなかそこから抜けられなかったの。
一番目っていうのは
教師っていう仕事で
可愛い子供たちが秀則の
ライバルだったの。
だから…そのライバルがたくさん
いるおかげで
忙しくて
ついつい疎遠になったりして……
何度も何度も話合いながら
でもお互いに夢を追いかけてることに
共感しながら
十年…彼を待たせてしまったみたい」



聡美は小学校の教師だと
兄が言っていた。


優秀な教師だって・・・・・


「生徒って可愛い？」



「うん、可愛いよ。
憎たらしい子も正直いるけど
その子の笑顔やいいところを発見できると
この仕事辞められないの……
なんだろ魔法みたいな感じ？」



素敵な女性だなって思った。