運命の恋~先生を抱きしめたい~
部屋に戻って過ごす最後の夜


「今日は楽しかったな~」
錬が言った。


「うん!!本当に楽しかった~」


「紅 ずっと笑いっぱなしだったもんな」



「だってほんとに楽しかった」



笑ってないと
泣いてしまいそうだったから



「錬、今日もシャンプーしてね」


「まかせとけ~」


最後のお風呂

私は錬に水をかけたり
いたずらばかりしていた。


「こら~いい加減にしろ~
シャンプーが終わったらどうなるか
わかってんだろうな~」


心地よいシャンプー
下を向いてると涙がボタボタと
しずくと一緒に落ちて行く


お風呂にいる間は涙が出ても
大丈夫・・・・・


私は泣いていた



 離れたくない・・・・


その葛藤をずっとして来たけど・・・・
どうすることが
二人にとっての幸せなのか・・・・

どっちを選んでもやっぱり悲しい
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