運命の恋~先生を抱きしめたい~
だけど真理子さんのところだけは
そんな恐怖感と
立ち向かいたかった。



地下鉄に乗って
高校時代を思い出す・・・・


乗り換え・・・・


人ごみ・・・・
落ち着かずに汗をかく・・・・


顔をあげられずに・・・
早く・・・早く・・・・
どこかに隠れてしまいたい・・・・

助けて・・・・
錬・・・・怖いよ・・・・



足早に歩く


地下鉄の出口から外に出た。


大きなショッピングセンターに入って
真理子の家に持っていく
お菓子を買ってから


花屋に入る・・・・・


色とりどりの美しい花が好きだった。

でも今日は白い花で
花束を作ってもらおうと
決めていた・・・・・


飾らない真っ白な心で
真理子さんと話したい…と…


「すみません・・・」

店員に声をかけた。
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