運命の恋~先生を抱きしめたい~
生徒の家に向かった。
途中紅に連絡をしようかと
思っていたけれど
いつもと変わらない時間になる予定だったから
とりあえず携帯を閉じた。


生徒は途中から学力が落ちだした。
もともとギリギリで合格したのもあり
本人も辛そうだったが
努力家で頑張っている生徒だった。


俺は気がかりで声をかけたり
不登校になってからも
俺を受け入れてくれるこの生徒には
頻繁に自宅に行って
数学を少し教えたりしていた。



身なりが少しづつ
派手になってきていたから
心配していた矢先の
母親からの
連絡だった・・・・



生徒の名は
中村 和弘と言った。




玄関を開けると
母親が疲れ切った顔で出てきた。



昼帰ってきて
まだ寝ている様子だったが
俺は和弘の部屋に入って行った。
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