運命の恋~先生を抱きしめたい~
「紅のこと頼むな・・・・
俺がこんなこと言える立場じゃねーけど
あんたなら絶対に大丈夫だって
思えるよ……。
よろしくおねがいいたします」


そう言うと
琉仁はバイクで去って行った。


すっかり遅くなってしまった。
今日のことは
紅には話さないでおこう……


紅が話すまで
俺は知らない・・・・



一生話さなくても
それならそれでもいい・・・・・


紅の心の欠片のような星が
輝いている・・・・

 心配してんだろうな・・・・


早く帰って思いっきり抱きしめてやろう


可哀そうな紅・・・・


でもそんな紅を全部愛してる……


俺の宝物だから……
壊れた心の欠片にこのダイヤを
はめこんでやるんだ。


冷えた指で
紅に渡す指輪を握りしめる・・・・
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