アタシはボクの中に…



とうとう文化祭前日☆
アタシは準備を口実に部活にあまり参加していなかった。
まだ、先輩の顔を見るのが辛かった…
先輩に会っても、知らぬ間に避けていた。



女子A:メイド服出来たよー☆

朋美:美亜乃ッッ♪着てみてー。



クラスの女子がメイド服を手作りで作っていた。
それを着るのは、アタシを含め3人。
当日、店番をする人だけだった。







美亜乃:…どう??

朋美:ヤバい…

男子A:メッチャ可愛い…

男子B:あんなに、似合うんだ…







その時…



(ぼとっ…)
何かが落ちる音がしたので振り返ると…


陵平:美亜乃…??


朋美:どう??可愛いでしょ??

美亜乃:変??


陵平:……。

美亜乃:陵平??

陵平:……ねぇ

美亜乃:えっ??

陵平:こんな可愛いので、店番させたくねぇよ!!!!




(―爆笑―)

美亜乃:ちょっ陵平///

男子C:ヒューヒュー♪

陵平:っせぇ//

田口:なぁ…朋美ぃ。お前も着ろよー♪

朋美:あんたは黙って!!よーし。明日は盛り上げよー☆

美亜乃:おー♪

クラス:おーッッ!!!







あの後から色んな事があって、朋美は田口と付き合っていた。
陵平はアタシに告ってきたけど…
アタシは恋愛をしたくなかった…
ツライ想いをしたくなかったからだった。


陵平はちゃんと受け入れてくれた…




陵平:俺…待ってるよ…










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