アタシはボクの中に…


そして…
片付けを済ませて、部室に戻ろうとした。
ドアに手をかけた時…




部員:吉住、大丈夫かな??!

部員:なんで??!



部員:最近、暗いじゃん…

部員:あぁ…仲川となんかあったっぽいな。

部員:喋ってないし、仲川が避けてるよな…


アタシはそれ以上聞きたくなかった。
アタシと吉住先輩がそんな風に噂されてるなんて、思ってもいなかった。

それよりも…
今アタシ自身は、夏季大会に集中したかったからだ…




だけど…





泰智:美亜乃…





吉住先輩にはちあわせた。



美亜乃:お疲れさまです。

泰智:ちょっと…いいか??

美亜乃:いや、忙しいので…




そう言って、アタシはその場を離れようとした。



泰智:俺、何かしたなら謝る!!だから、なんでお前は避けてんだよ??







知らんふり…
そうしなきゃいけない…





アタシはとっさに走りだした…





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