アタシはボクの中に…
ある日―
アタシは母と一緒に学校へ向かった。
学校から電話があり、アタシは学校を中退する決意をし、置いていた荷物をとりにきた。
先生:仲川…
美亜乃:先生、ありがとうございました。
母:ありがとうございました。
先生:いえ…。
美亜乃:みんな元気ですか??
先生:あぁ。こっちにも荷物があるんだ…来てくれ…
美亜乃:はい…
向かったのは、1年3組の教室だった…
美亜乃:授業中じゃ…??
先生:今、大丈夫だから…
教室に入ったその時…
クラス:美亜乃っ!!卒業おめでとー♪
美亜乃:えっ!!?
入ると元1年3組のみんながアタシの卒業式を用意していた…
美亜乃:な…んで??
アタシは驚きを隠せなかったのとともに、涙が止まらなかった。
朋美:さぁさぁ…
そう言われて、教卓の前に連れて行かれた。
陵平:卒業証書。仲川美亜乃。
目の前には、陵平が卒業証書を手にしていた。
それを受け取ると…
陵平:おめでとう。
そう言って、頭をポンポンと叩かれた。
アタシはみんなの顔を見た。
朋美:言っとくけど、怒ってるんだからね!!
声がする方を向くと朋美が腕を組んでた。
朋美:連絡はつかないし、手紙も読んだのか分かんないし…。それに…。
朋美が泣き出した。
美亜乃:朋美…
朋美:すっごく心配したんだから!!
そう言って、朋美が抱きついてきた。
その後に…
陵平も田口も…
美亜乃:ごめんね…ごめんね…