アタシはボクの中に…
【再び…】
またあれから
1年がたっていた。
アタシはバイトを始めて、そこから正社員までになった。
仕事の内容は男女ファッション関係のショップ店員だった。
たまに朋美も陵平も利用してくれた。
朋美:美亜乃ー♪
美亜乃:あっいらっしゃい☆
朋美:なんか、オススメある??
美亜乃:今日は田口と一緒なんだね♪
朋美:えへへ☆
美亜乃:今、これなんか…
アタシは今の生活が充実していて、楽しかった。
ある日―
アタシがいつものように、店の商品を整理していると…
泰智:美亜乃…
聞き慣れた声がした。
その方向を向くと…
美亜乃:あっ…
そこには
吉住先輩が居た。
泰智:朋美ちゃんから聞いた…お前がココで働いてるって…
美亜乃:……
泰智:今日、昼上がりなんだろ??
もう、アタシがあがる時間だった。
泰智:お茶、しようぜ☆
美亜乃:…ちょっと、待ってて下さい…
アタシは荷物を取り、奥のロッカールームに入った。
もう何も怖がる必要はないんだ…
そう思い、アタシは先輩の元へ行った。