アタシはボクの中に…



泰智:元気そうだな☆

美亜乃:あっはい。先輩も…

泰智:…前みたいに、名前で読んでくれよ☆

美亜乃:だい、ちさん…

泰智:楽しいか??

美亜乃:はい…




沈黙が続いた…
アタシは勘違いしてて、今まで泰智さんにひどい事をしていたのを思い出し…



美亜乃:今までごめんなさい…




アタシは謝りたかった…




泰智:何も気にすんな☆

美亜乃:優しいままですね♪

泰智:そうか??



2人に笑顔が現われた。





泰智:俺、今でもお前の事…

美亜乃:えっ??


泰智:スキだよ…//







照れたのか、頬は赤くなっていた。


美亜乃:アタシ、中学生になった時、初めて野球がスキになりました。





入学して、部活を見て回っていると、グラウンドでは大きな声が響いていた。
グラウンドの中では、1人の男子がノックを受けていた。
爽やかにキャッチし、投げている所にアタシはひとめぼれをした。
その人の名前は、吉住泰智。
内野手でキャプテンだった。
アタシはマネージャーになる事を決めた。




それからは
野球を真剣に勉強した。
何より練習に行くのが楽しかった。
泰智さんの姿を見るのが嬉しかった。

部活で泰智さんと仲良くなれて、ホントに嬉しかった。




美亜乃:アタシはあの時から、泰智さんを忘れた事なんてありません。


泰智:そうだったんだ…

美亜乃:だから、夏香を受けたんです☆

泰智:俺に…??

美亜乃:はい。泰智さんと今度は甲子園を目指そうって思って…

泰智:なんか…照れるな…//

美亜乃:…アタシも泰智さんがスキです。

泰智:…//おう…








それから、たわいもない話をしながら
街をブラブラした。
アタシの左側には、泰智さん。
恋人としての泰智さんがそこにいた。









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