アタシはボクの中に…
何分かたって、救急車が到着した。
アタシは血まみれになって、助けを求めた。
美亜乃:ここです!!!
急いで救急隊が来て、泰智さんを運ぶ。
アタシも一緒に救急車に乗った。
救急隊:ヤバいな…
救急車の中で、側にいた救急隊の人か言った。
美亜乃:どーしたんですか??
救急隊:血液が足りない…
アタシは頭が真っ白になった。
美亜乃:助かりますよね???
病院に到着し、泰智さんはそのまま手術室へと運ばれて行った。
美亜乃:先生!!助けて下さい!!
先生:大丈夫です。落ち着いて、ここで待ってて下さい。
そう言って手術が始まった…
何分かすると
泰智さんの家族もアタシの母も駆け付けてくれた。
母:大丈夫よ。
母はなぐさめてくれた。
その時…
看護師:B型の方居ますか!!??
泰智さんの家族に向かって、そう言った。
だが…
泰智母:私達は…みんな血液型が違うんです…どうしたんですか??
看護師:輸血が必要なんです!!輸血センターが今日は休みで…
泰智母:あの子は!!泰智は、B型でRHマイナスなんです!!そんな、めったに居ないって…
看護師:そうなんです…
泰智さんのお母さんは呆然としていた。
泰智母:だいち…
母:美亜乃…
美亜乃:あのッッ!!アタシ…B型でRHマイナスです…
看護師:ホントですか??一刻も争います。輸血をお願いしていいですか??
美亜乃:アタシでいいですか??
泰智母:美亜乃ちゃん、お願い…
そう言って、アタシは手術室へ入って行った。