偽りなき恋
怒り
僕は目を覚ます。

『はぁ~はぁ~・・・はぁ・・・先生、何かわかりましたか?』

いつものように先生とビデオを見てから説明が始まる。


『ご覧のとおり君は加山ユウジさんに怒りを感じるようですね。』
『そうみたいですね・・・でもなにも思い出せません・・・僕は・・・誰なんでしょうか・・』

明らかにタカシはいつもより落ち込んでいた。

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