偽りなき恋
タカシは驚いている彼女を見て自分が変な男に見られないように。
『驚かせてすみません。

北村さんはコンビニにアルバイトしてますよね?
僕、あのコンビニに良く行くんですよ。』

彼女は

『そうなんですか。

・・・なんか用ですか?』

明らかに彼女は動揺している。
動揺するのは当たり前だ。暗い夜道にいきなり話しかけられたら誰でも動揺するだろう。
これ以上、彼女を動揺させまいとタカシは
『あ。あのですね
歩いてたらいつものコンビニの店員さんだと思いまして・・・あの・・そのですね・』

彼女は余計に動揺してしまった。
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