偽りなき恋
タカシには本当に初めてのプリクラだ。
記憶を無くす前なら撮っていたかもしれない。

プリクラを撮り終え歩いていると、彼女の手が僕の手にあたってくる。
記憶を無くしていなかったら気付いていたかもしれない。

彼女の気持ちに気付かず歩いていると彼女は

『も~。あたってるんだから気付いてよ!』

彼女は僕の手を握った。

彼女の少しふてくされた顔も、新鮮でかわいかった。
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