First spring
Ryo-side
入学式も無事終わり、釼と一緒に担任のところへ向かった。
「よし。他にはいないな?
じゃあまず、部屋番号をクジで決める。一列に並べ~。」
クジかよ(笑)適当だなー。
………。
あ………。
俺の前の前に、あの女…
蒼山美空がいる。
アイツの番がきた…。
俺は、アイツの部屋がどこか気になり、覗こうとした。……ら。
「なぁ~っ!!遼っ!!!部屋近くなれるといいなっ☆」
『………釼……。』
「☆」じゃねえよばーか。
俺は思いっきり釼をにらんだ。
こいつのせーで、見えなかったから。
「な、なんだよー、悪かったよ、急に声かけて。
あっ!ホラ!遼の番だって☆」
──────俺は、7051で釼は7061の向かえ側。
腐れ縁?
「全員引いたかー?
それじゃ、寮に行くぞー。」