First spring
Mia-side
『ベッドきもちー!!そんな広くはないけど…』
『そーだねえ♪でも、寮なのにこんなキレいだと思ってなかったよー。』
私は香夜の部屋で、一緒に話しをしていた。
『てゆうか、釼くんも神崎くんもかっこよかったねー!
神崎くんはちょっと冷たい感じするけど……』
『そーなの…かな?
かっこいいとか、あんま分かんないけど……』
『美空ちょー可愛いのに好きな人いないとか勿体ないよー!
先輩とかに絡まれないようにね?』
『大丈夫だよー。香夜こそ気を付けてね?』
『大丈夫大丈夫(笑)
明日から……楽しみだね♪』
窓から入ってくる光が気持ち良くて、これから始まる高校生活は希望でいっぱいだった。
───────だから私は、この後あんな事が起こるなんて……
思ってもみなかった。