MY プリンセス




晃SIDE



俺が祐に提案した通称“お姫様ゲーム”。


祐はすんなり受け入れてくれて、気が利く祐はアクアマリンの石が入ったリングまで買ってきやがった。



「サンキュな。祐」


「ううん、だって、面白そうだもん」



クスッと黒い笑いを見せる祐。





まあ、笑いに色なんかないんだけど。







そして当日。


俺と祐は見つかりにくいように校門近くの茂みに隠した。


先生に見つかっても、じいちゃんに言えばどうにでもなるし。



ちなみに俺たちのじいちゃんは、この学園の理事長。

だから少し問題を起こしても別に構わない。





だから今回のこともイタズラ程度……のつもり。




どんなやつが釣れるかな。





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