MY プリンセス



焦げ茶のショートボブにアーモンド型の丸い目。


透き通るような白い肌が唇のピンクを引き立てている。




「あの…?」



女は不思議そうに見上げてきた。




…にしても、ちっせえ。
150チョイぐらいか?




俺がリングのことを聞くと、やっぱりこいつだった。

祐を呼ぶと


「うん、わかってる。当たりだ」


そう言った。




「お前名前は?」


俺が聞くと


「雨森結衣…です」


と、恐る恐る答える女。





なんだこいつ。
びびってんのか?





「じゃあ結衣。左手を出せ」


俺がそういうと素直に左手を出してきた。






おいおい、いいのかよ…






俺はさっとてをとり薬指にリングをはめた。


そして祐と声を揃えて



「ようこそ一蘭学園へ。私のお姫様」





横を見ると、祐は片膝をついてひざま付いていた。






祐…、テメ…
なにやってんだよ…








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