MY プリンセス










「結衣、どうしたん?今日遅刻してたやん」


昼休みになると夕夏が心配してあたしのところにやって来た。



「あのね…」




あたしは昨日からのことを全部話した。


「あははっ!それは大変やったなあ」


夕夏は高らかに笑った。


「もうっ。笑い事じゃないんだからね!」


あたしは、ぷうっと頬を膨らませた。


「ごめんごめん、でもその双子って、めっちゃモテるらしいで」


「うーん…、確かに顔はかっこよかったけど…」






あたしは二人の顔を思い出した。






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