MY プリンセス









目を覚ますと白い天井。


「更科くん、具合はどう?」




保健室か…




「はい。大丈夫です」


僕は口からでまかせをいう。


そういわなければ、また心配をかけてしまう。




それだけは嫌だ。



本当は胸が苦しくうまく息ができない。




「じゃあ先生。帰ります」


僕は保健室を後にした。


扉の向こうから先生の声が聞こえたが無視して、晃のところへ行った。



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