MY プリンセス
ギィ―…
発作もおさまり、屋上のドアを開ける。
「晃」
呼び掛けると、のそのそとでてきた。
「ゆう…?もう大丈夫…なのか?」
寝ていたらしく、目がトロンとしている。
「うん、大丈夫。起こしてごめんね。」
「よかった…」
フッと笑って晃はゆうに倒れ込んできた。
「晃!!」
スースー
と規則正しい息づかいがきこえる。
「寝てる…」
軽く微笑んで携帯を取り出す祐。
「学校にいるから迎えお願いします」
そう言って、電話を切った。