まま

あたしわ、高校２年。
彼わ、20才ﾌﾘｰﾀｰ。

普通のｶｯﾌﾟﾙ…でわなかった。

友達の家に遊びに行った時に、
彼と出会った。

友達の兄の友達。

ちょうど、家に来た日がかぶっていた。

友達わ兄と仲がよかった。

だからその日も、いつのまにか
４人でご飯を食べたりしていた。

兄弟の仲のよさわ半端なくて、
取り残されていたあたしたちわ
何気ないことが話のネタになり、

すっかり溶け込んでいた…

彼を意識したのも、この頃だった。


数日後、友達から手紙を渡された。

ﾙｰｽﾞﾘｰﾌの端を破った紙に、
みたことないｱﾄﾞﾚｽが書いてあった。

｢誰の?!｣

って友達に聞いたら…

｢この前、家に来た時の人!
にぃにから預かったの!!｣

友達によると、兄の友達が
あたしのｱﾄﾞﾚｽを聞くのを忘れてて
連絡できないから、妹を通して
渡してほしいと、友達の兄に託したらしい


……よくわからなぃ人…。

はじめわそう思ってた。

でも友達がうるさいから、
その日の夜…ﾒｰﾙしてみた…


<こんばんわｯｱﾄﾞﾚｽありがとぅございます>

すぐに着うたが流れた‥

<よｯ!いきなりごめんな!ｶｽﾞって呼んで>

ｶｽﾞ‥そういえば、名前も知らなかった

<ぢゃあ、あたしわﾊﾙで☆>

はじめわなれない言葉を交わしてたけど
日を送るごとに、だんだん溶け込んだ‥

ｶｽﾞわ、今までの人よりも、
あたしのわがままを聞いてくれて、
何度も家を抜け出して、
夜のドライブに連れてってくれた。