お医者さんとの恋愛講座


「あ、そろそろいってきます!ありがとうございます!」



私は飲み干したからっぽのコップをせんせいに渡した。


「また来ていいですか?」

「患者さんがいないときなら…おいで!」

「やったー!」



また来ていいんだあ!


「いってきまーす!」


「いってらっしゃい!」



ふふっ。

いってらっしゃいって言ってもらっちゃったあ!



人の目も気にせずスキップしながら学校へ向かった。



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