学園B
なんでもいいさ、……そう、たとえそれが毒性が有ろうとも、蝶じゃなくても

「ダメだろ…」

「あれ?僕今なにか言ったっけ?」

「よく見ろ、徳重の八代目だ」

「本当だ、おはよう八代目」

「うむ」

「久しぶり………今日は来ないって聞いたけど」

「父様はそう言ったが今日くらいは行ったほうがいいかと思ってな」

「でも、大事な仕事があると………きいた」

「はっ、仕事など、友情にくらべたら安い安い」

多分その仕事って言うのは徳重一家で初代が扱っていた禁術、読心術を受け継いで生まれてきた八代目にしか出来ない仕事だろう、そんな大事な仕事を放ってまでこの始業式に来てくれるなんて…いったい何を企んでいるんだろう……

「寿……企んでいるとは……その言い草は酷くないか?」

「しまった、つい……」

さっきも心を読み取られたばっかなのに油断していたよ……

「だから筒抜けだといっているだろ…ハァ………」

余談だけど八代目は初代〜七代目までの禁術と自分自身で編み出した禁術、計八つの特殊能力を持っている

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