【ホス恋・完結編】
一瞬、病院だと言う事を忘れ、勢いで美咲を抱きしめそうになった…。

少しして会計を済ませ次の予約を取って車に乗り込む。



家に帰って美咲が鞄の中から1枚の紙切れを出した。

白黒で写されたのはお腹の中の赤ちゃんの写真。

美咲は真ん中辺りの小さな黒い点を指して

「この小さい点が赤ちゃんやねんて…」

「…へぇ…まだまだ小さいなぁ…」

「うん。予定は9月やって…」

「9月!?…あっと言う間やなぁ…」

しばらくソファに寄りそって話した。

美咲の希望も俺の希望も女の子。

どんな子が産まれて来るのか楽しみで仕方なかった…。


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