【ホス恋・完結編】
レイが泣き止まないウチに店のドアが開く。

入口には淳の姿。

店長がカウンター席に案内する。

俺はレイの席を立ち、淳の所へ。

カウンター越しに淳の前に立つ。

「…ヨシ…?」

驚いた様子の淳。

「…おう…」

「どうしたん?…彼女は?」

何事も無かった様に話す淳に苛立ちを覚える。

…冷静に…

何度も自分に言い聞かせて口を開く。

「あのなぁ…悪いけど…お前の事…入店禁止にしてエエか…?」

「……」

煙草を吸おうとした手が止まる。


< 181 / 236 >

この作品をシェア

pagetop