【ホス恋・完結編】
次の日。

夕方、智が帰って来てからあたしの実家に向かう。

"俺…美咲の母さんに合わせる顔無いよな"

とずっと言ってる智。

「智が悪いんじゃないやん…」

何度言ったかわからないセリフ。

同じ様な会話を繰り返しながら到着。


「体の調子どう?」

母の口から出た第一声に戸惑う。

あたしと智の表情から何かを察したのか、母は、それ以上話そうとしなかった。

通されたリビングで出されたお茶を飲み、智が沈黙を破った。


< 186 / 236 >

この作品をシェア

pagetop