【ホス恋・完結編】
外見に似合わず、俺に頭を触られ頬を赤らめてはにかんで笑う。

「…んで?…今日はどうしたん?」

カウンターに体を預けて淳を覗き込む。

「別に…飲みたい気分やったから」

「そっか」

深く検索する気もナイ。

淳が、俺の為に頼んだビールをグラスに入れて差し出す。

「ありがと。乾杯~」

「乾杯~!」

それから他愛ナイ話をして午前5時。

ラストソングが終わり、全部の客の会計を済ませる。

送り出しが終わると新人は片付けを始める。

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