【ホス恋・完結編】
「おはようございます!」

「お~…どないしたん?」

走って来たのか乱れた息を必死で整えようとしている。

「こ…これ…」

店長は俺に茶色い封筒を差し出した。

「…なに?」

「中身は俺も知りません!!ただ…3時過ぎ頃に美咲チャンが店まで持って来たんです!!オーナーに渡してって…」

…え…?

美咲が…?

頭が付いていかなくて体も動かない…。

「じゃぁ俺帰りますね!ちゃんと渡しましたから!!」

そう言い残すと店長は帰った。


俺は鍵をかけ、部屋に戻り、近くにあったハサミで封筒の端を切った。

中から出てきたのは1枚の紙キレとお札。

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