【ホス恋・完結編】
あたしは裏で酔い冷ましにウーロンを飲んでて、店の静けさが気になり待機席に戻った。

「!!!」

-ドサッ-

驚いて持っていたアクセサリポーチを落とした。


だ…だって…。

少しずつ時間を取り戻す店内。

待機席はざわついている。

"むっちゃイケメン来た!"

"誰が付くんかな?"

"フリー?あたし行きたい!"

"ってかホスト?"

"え~ちゃうやろ~"


みんな口々に騒ぐ中でボーイが言う。


「アイさん。指名です。お願いします」


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