ドライヴ~飴色の写真~
恐る恐る、篠さんを見た。
「そ、それは、どんな夢でしたか」
篠さんは、まっすぐな目で口を開いた。
「なぎさんと…セッ…」
「わー‼ ちょっとまってちょっとまって‼…って、え!? 違う違う‼それじゃない! それじゃない!」
「なんだ、違うのか。接吻してないのか」
「え!? せ、接吻? なんだ、そっちか…」
篠さんの目がキラッと光った。
「待ってくれ、なぎさん。そっちかって、どういうことだ」
私は、更に顔が熱くなるのを感じた。
「いや、もう全部忘れてくれ! お願いです、変態!」
「あ、先輩と変態って母音が一緒なんだな。今、不本意ながら突然気づかされたぞ」
「もー帰る!帰る!安全になったし」
私が言うと、また再び篠さんが真剣な顔になった。
「なぎさん、改めて言うが、一緒に暮らさないか?」
私は目を見開いた。一瞬言葉が出なかった。
「なんで、変態と一緒に暮らさないといけないんですか」
「言うほどオレは変態じゃないぞ」
「知らねーよ。じゃあ、なんでそんなこと言い出すんですか」
「前に言ったろ。お互いに心細いからだ」
「…変態と一緒に暮らすことで果たしてそれが解消されるのでしょうか」
「とにかく、オレはなぎさんがそばにいないと駄目だ」
篠さんが、やけにはっきり言うので、私は言い返すのをやめた。
「そ、それは、どんな夢でしたか」
篠さんは、まっすぐな目で口を開いた。
「なぎさんと…セッ…」
「わー‼ ちょっとまってちょっとまって‼…って、え!? 違う違う‼それじゃない! それじゃない!」
「なんだ、違うのか。接吻してないのか」
「え!? せ、接吻? なんだ、そっちか…」
篠さんの目がキラッと光った。
「待ってくれ、なぎさん。そっちかって、どういうことだ」
私は、更に顔が熱くなるのを感じた。
「いや、もう全部忘れてくれ! お願いです、変態!」
「あ、先輩と変態って母音が一緒なんだな。今、不本意ながら突然気づかされたぞ」
「もー帰る!帰る!安全になったし」
私が言うと、また再び篠さんが真剣な顔になった。
「なぎさん、改めて言うが、一緒に暮らさないか?」
私は目を見開いた。一瞬言葉が出なかった。
「なんで、変態と一緒に暮らさないといけないんですか」
「言うほどオレは変態じゃないぞ」
「知らねーよ。じゃあ、なんでそんなこと言い出すんですか」
「前に言ったろ。お互いに心細いからだ」
「…変態と一緒に暮らすことで果たしてそれが解消されるのでしょうか」
「とにかく、オレはなぎさんがそばにいないと駄目だ」
篠さんが、やけにはっきり言うので、私は言い返すのをやめた。