小学生との恋愛講座
それから、3人でまだ見たことのない冬麻の話しとか、就職とか成績とかとくに盛り上がらない話しをしてた。
夏良ははじっこで、また新しい彼女とか、狙ってる女の子達とメールや電話をしてた。
ちょっと呆れる。というか、かなり。
しばらくして、だいたい8時ごろになったとき、玄関の方から鍵を開ける音がした。
まさか…?
「ただいま~」
小学生相応の少し幼い声が響いた。
例の冬麻?
「ん?あれ?」
目をくりくりっとさせて、見覚えない私の顔を一瞬見つめた。
「えっと…こんにちは!」
そう私が言うとニコっと笑った。
「こんにちは」
少し頭を下げて、そそくさと二階にある自分の部屋へ行こうとする
って……。
これが冬麻?
イメージと全然違うんだけど!!
天使みたいに可愛い!
可愛いすぎる!!