先生との恋愛講座
『すいません…すいません…。俺、ただ空気をかえたくて…。冗談で……ひっく…ふざけました……。本当にすいません……でした…。』
やっぱり
泣いちゃった…
先生が本気になったら
怖いのわかってるくせに……
空気を変えよとしてくれたのはいいけど…
内容が許せない…。
ひどすぎる………。
『そういう気持ちはいいけど…内容がひどすぎるぞ?……お前は冗談で言ったつもりだとしても、そんな簡単なことが、誰かを傷つけるし、周りからのイメージも悪くなるんだぞ?空気を変えようとしても、ちゃんと言葉をえらばなきゃいけないぞ。ちなみに、これ言うの普通、小学生だからな!』
皆があはは!ってわらった。
これだよ。
中崎……。
先生を見習わなきゃ……。
『…うっ…先生~!本当にすいませんでしたぁ!俺、一生先生についていきます~!竹下とも仲良くなるために頑張ります…!!』
『おう!頑張れ!!他の奴らもだぞ!!俺が絶対に連れてきてやるからな!!…あと、中崎!!謝る相手違うからな!ちゃんと考えろ!!』
『うっす!!先生!!俺も連れてってください!!』
すっかり、さっきのピリピリした空気はなくなった…。
中崎もやるじゃん。
それから
俺も!!私も!!と、言ってくれる人が、いっぱいでた。
先生のおかげだね……。
竹下君。
感謝しなきゃダメだよ…。
きっとこの先生が
君の人生を大きくかえるから。