先生との恋愛講座


『すいません…すいません…。俺、ただ空気をかえたくて…。冗談で……ひっく…ふざけました……。本当にすいません……でした…。』





やっぱり


泣いちゃった…






先生が本気になったら
怖いのわかってるくせに……






空気を変えよとしてくれたのはいいけど…





内容が許せない…。



ひどすぎる………。






『そういう気持ちはいいけど…内容がひどすぎるぞ?……お前は冗談で言ったつもりだとしても、そんな簡単なことが、誰かを傷つけるし、周りからのイメージも悪くなるんだぞ?空気を変えようとしても、ちゃんと言葉をえらばなきゃいけないぞ。ちなみに、これ言うの普通、小学生だからな!』



皆があはは!ってわらった。

これだよ。


中崎……。






先生を見習わなきゃ……。



『…うっ…先生~!本当にすいませんでしたぁ!俺、一生先生についていきます~!竹下とも仲良くなるために頑張ります…!!』




『おう!頑張れ!!他の奴らもだぞ!!俺が絶対に連れてきてやるからな!!…あと、中崎!!謝る相手違うからな!ちゃんと考えろ!!』



『うっす!!先生!!俺も連れてってください!!』




すっかり、さっきのピリピリした空気はなくなった…。





中崎もやるじゃん。







それから


俺も!!私も!!と、言ってくれる人が、いっぱいでた。







先生のおかげだね……。








竹下君。




感謝しなきゃダメだよ…。



きっとこの先生が


君の人生を大きくかえるから。












< 5 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop