僕の唄君の声
「玲〜!昼食いに行こうぜ!」
「あぁ。…早く弁当持って来い。」
奏輔からのお声に適当に相槌を打った榊下は私に弁当を持ってこいと言う。何でお弁当が机の横に引っ掛けてあるの知ってるのか聞けば現時点で私がお弁当を持っていないから向こうにあるんじゃないかと推測したらしい。
素晴らしい頭ですねー
「一緒にご飯食べるってことですか」
「まあそうなるな」
「ていうかキャラ違いませんか朝と」
「俺低血圧なんだよ。てか敬語ヤメナサイ」
「―…嫌です。」
「なんで」
「あなたは私を何らかの事件に巻き込んでくれちゃいそうなので。」
「俺は犯罪者か」
「いえいえ。人気者男子に近付いた1人の女子の行く末なんて目に見えてますから。」
「そうなのか」
「自覚なしかコノヤロー」
「悪いかコノヤロー」
「まあ要するにですね、モテ男に近付いた地味な女子はイジメられるのがお決まりなんですよ覚えとけコノヤロー」
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